自律性 (Autonomy)
自律性とは、自身の行動や意思決定が外部からの強制ではなく、自らの意志と内的価値観から発していると感じる心理状態である。自己決定理論の中核概念であり、個人の主体性と自己一致感を支える。
組織においては、タスクの進め方や優先順位を自ら決定できる裁量の自由度を意味し、自己管理チームの成立や従業員が仕事に深い意義を見出すための最大の媒介要因となる。
個人の幸福と組織の俊敏性を高める上で、自律性は不可欠な心理的基盤である。
- 主体性と内発的動機: 外的な報酬や懲罰によるコントロールから解放され、自己の価値観に基づいて行動を選択できる感覚を生み出す。
- 職業的地位と意味の完全媒介: 組織階層における上位者が仕事を意義深く感じる背景には、自律性の高さが媒介変数として強く寄与していることが確認されている。
- 自己管理チームの前提条件: アジャイルやスクラムにおける自己管理(Self-Management)は、チームおよび個人に自律性が担保されて初めて健全に機能する。
- 心理的エンパワーメントの構成要素: 自律性は心理的エンパワーメントにおける「自己決定感」と概念的に直結し、創造性や主体的な問題解決を促進する[1]。
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