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スループット (Throughput)

スループットとは、指定された単位時間あたりに完了(終了)した作業項目の数を示すフローの基本指標である。スクラムチームにおける過去の消化実績を客観的かつ視覚的に捉え、将来のデリバリー予測やプランニングの精度を高めるために利用される。具体的には、フローベースのスプリントプランニングにおけるキャパシティ評価や、スプリントレビューおよびリリース計画での現実的なデリバリー時期・ロードマップの検討において不可欠な情報源となる。さらに、リトルの法則において仕掛品(WIP)やサイクルタイムと密接に連動する要素でもあり、チームのフロー全体の健全性を測定しプロセスを継続的に改善・最適化する上で重要な位置づけを占めている。

スループットの定義および具体的な活用方法は以下の通りである。

  • 完了アイテムの計測: 一定期間内に「完成の定義」などを満たして終了した作業アイテムの数量を表し、チームの過去の実績消化スピードを客観的に示す指標となる。
  • フローベースのスプリントプランニング: 過去の実績スループットを参照・活用することで、次期スプリントのキャパシティを予測し、無理のないスプリントバックログを構築できる[1]。
  • デリバリー時期およびロードマップの検討: スプリントレビューやリリース計画において、プロダクトオーナーが将来の現実的なデリバリー時期やロードマップを検討・更新するための確かな情報源となる。
  • リトルの法則における関係性: フローの分析において、スループットはサイクルタイムおよびWIP(仕掛品)と密接に連動する要素となる[1]。仕掛品の制限やサイクルタイムの短縮と合わせて評価することで、チーム全体のフロー効率化に寄与する。
  • 所属タグ: Throughput Metrics Flow Planning
  • カテゴリー: Kanban & Flow
  1. Kanban Guide for Scrum Teams 2021 — 「Throughput):単位時間あたりの終了した作業項目の数。」(ライセンス: CC BY-SA 4.0) ↩ ↩2