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レトロスペクティブゲーム (Retrospective Games)

レトロスペクティブゲームは、アジャイルのレトロスペクティブで使われる協働的ゲームの一形態である。スプリントレトロスペクティブを、決まった型の質問だけで進めるのではなく、Sailboat や Mad/Sad/Glad などのゲームの形式で進める。

Przybyłek ほか(2021)は、3 社 6 つのスクラムチームに 6 つのレトロスペクティブゲームを導入する Action Research を行った。ゲームは、構造の欠如・退屈さ・多すぎる不平不満・不均等な参加といった困難をある程度軽減し、ミーティングをより生産的にしたと報告されている。ただし、効果の受け止めは参加者の好みで分かれ、限界も指摘されている。

  • 導入した 6 つのゲームは、Sailboat、Mad/Sad/Glad、Mood++(Mad/Sad/Glad を拡張したもの)、Starfish、5Ls、360 Degrees Appreciation である[1]。
  • 6 チームのどのチームでも完全に解決された問題は、「不均等な参加」だけだった。そのほかの問題は、ある程度の軽減にとどまった[1]。
  • 参加者ごとに、コミュニケーション、モチベーションと関与、創造性のうち、好影響を感じる点が異なった。全員を満足させる単一のゲームは無く、最も向上したチームワークの資質は「コミュニケーション」、次いで「モチベーションと関与」だった[1]。
  • ゲームは、ミーティングと議論に構造を与え、不満中心の議論から解決志向の議論へ移る変化が観察された。ただし 2 つのチームでは、議論が包括的になった分、ゲーム型のレトロのほうが長くなった[1]。
  • スクラムマスターは、利用できるゲームのツールボックスを用意し、どのゲームが効果的かをチームが経験的に見極めるのを支援する。著者は、初めてのチームには Sailboat を勧め、数回後は Mad/Sad/Glad か Starfish への切り替えを勧める[1]。
  • 限界として、ゲームは画期的な発見には結びつかなかった。レトロを時間の無駄と見る少数の開発者の考えは、ゲームを導入しても変わらなかった。また、介入はほかの改善策(ブレインライティングなど)と並行して行われたため、ゲームだけの効果とは言えない[1]。
  • 所属タグ: Scrum Practice Sprint Retrospective
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  1. Game-based Sprint retrospectives: multiple action research — 「ふりかえりゲームは構造の欠如、退屈さ、多すぎる不平不満、不均等な参加といった、スプリントレトロスペクティブに付随する多くの「偶発的な困難」をチームが軽減するのに役立った。」(訳)(ライセンス: CC BY 4.0) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6