共通ゴール (shared goal(s))
共通ゴールとは、組織やプログラム内の多様なステークホルダーや複数の自律チームが共有し、その重要性について共通の理解を持つ統合的な目標である。
大規模アジャイル開発において、各チームが局所最適に陥ることなく全体最適を目指すための羅針盤として機能する。全体目標を段階的にブレークダウンした目標階層を形成することで、日々の戦術的な作業と戦略的な方向性とが強く結びつけられる。
共通ゴールの役割と運用における特徴は以下の通りである。
- アラインメントの確保: 複数のチームが異なる機能やモジュールを担当する場合でも、共通の目的に向かって協調行動を取る動機付けとなる。
- 目標階層の形成: プログラム全体の遠位ゴールから、四半期やスプリント単位の近位ゴールへと分解され、チームが身近な目標を追いながら全体像を見失わないように設計される。
- 認識の同期プラットフォーム: デモ会議やバックログリファインメント、定期的なワークショップを通じて目標の進捗や妥当性を検証し、関係者間の期待値を統一する。
- 自律性の前提条件: マネージャーから一方的に押し付けられるのではなく、POや開発チームが対話を通じて共通理解を醸成することで、高い自律性とコミットメントが発揮される[1]。
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