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根本原因分析 (Root Cause Analysis)

根本原因分析(RCA)は、問題がなぜ、どのように起きたかを理解するために、原因を掘り下げる手法である。ふりかえりでは、原因結果図などの軽量な図の手法とともに使われてきた。

Lehtinen ほか(2016)は、Scrum を使う 1 つの分散した組織の 37 回のチームレベルのスプリントレトロスペクティブを約 3 年追い、レトロでの RCA の使われ方を報告した。チームレベルのレトロでは、RCA は実際の原因よりも、目に見える症状を扱う傾向があった。

  • 対象の組織のレトロは、良かった経験を図に書き出し、悪かった経験や問題を書き出し、その原因を RCA で書き出して、より深い原因を探した。そのあと、各参加者が最も重要な改善対象に投票し、票の多い対象に是正アクションを作った[1]。
  • 是正アクションの分布は、対象に選んだ発言の分布に沿っていなかった。たとえば協力関係は一度も対象に設定されなかったが、是正アクションの 10% は協力関係に関するものだった[1]。
  • 参加者は、症状の背後の因果の仕組みを知っていたため、厳密な根本原因を明示しなくても適切な是正アクションを立てられると感じていた。たとえば、不十分な見積もりという悪い経験から、プロダクトオーナーと開発者の協力を改善する是正アクションを、直接提案した[1]。
  • 著者は、原因についての暗黙の推論が包括的か、正しいかは分からないため、この振る舞いは問題になりうると述べる[1]。
  • 1 つの組織の事例で、PO は通常レトロに参加していなかった。
  • 所属タグ: Continuous Improvement Practice Problem Solving
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  1. Recurring opinions or productive improvements—what agile teams actually discuss in retrospectives — 「このことは、チームレベルのふりかえりにおいて、根本原因分析がネガティブな経験の実際の原因を突き止めるのではなく、目に見える症状をより多く扱っていることを示している。」(原文: “This indicates that in team-level retrospectives, the root cause analysis does not uncover the actual causes of the negative experiences, but deals more with the visible symptoms.”)(訳)(ライセンス: CC BY 4.0) ↩ ↩2 ↩3 ↩4