シェアドリーダーシップ (Shared Leadership)
シェアドリーダーシップとは、特定の固定された単一の公式リーダーのみに依存するのではなく、状況や必要性に応じてチーム内の複数のメンバーがリーダーシップ行動を分担・発揮する動的なプロセスである。
アジャイルチームの成熟において不可欠な形態であり、タスク推進、知識共有、相互規律、チーム運営などの役割がチーム全体に分散されることで、高い適応性とレジリエンスが獲得される。
アジャイル組織におけるシェアドリーダーシップの確立プロセスと特性は以下の通りである。
- 単一リーダーシップからの脱却: 未熟なチームではスクラムマスターにリーダーシップが集中しがちであるが、成熟したチームでは特定メンバーへの依存が解消され、全員が状況に応じた役割を担う。
- 分散される役割: メソッドの適応、タスクの優先順位付け、ピアフィードバック、外部ステークホルダーとの協調などの行動が、必要に応じて各メンバーによって自然発生的に担われる。
- 前提条件としての心理的安全性: シェアドリーダーシップが機能するためには、ミスを恐れずにオープンに発言・批判・試行錯誤ができる環境と、対等なコミュニケーションの規律が必要とされる[1]。
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